まとまらないからといって、むやみにすいてもらってはいけません

こんにちは。

瑞江美容室サロンカドルです。

今日は予想気温が35度とのこと。

梅雨はどこへ行ってしまったのでしょうか?

 

長くご来店いただいてる

お客様はご存知だと思いますが

うちのオーナーはほとんど

すきばさみというものを使いません。

使うとしたら

小学生のお子様

男性

健康そのものといえるしっかりした髪質

など

ごく限られたお客様のみです。

 

以前聞いてみたことがあります。

『なぜ、すきばさみを使わないのか?』

返ってきた答は

『仕上がった感じが好きじゃない』

『自分が思う綺麗な仕上がりが作れない』

とのことでした。

 

誤解しないでください。

すきばさみを否定しているわけではありません。

あくまでも

オーナーがカットするにあたり

自分が思い描くスタイルをつくるのに

すきばさみが合わない

ということであって

世間には、すきばさみを使いこなして

綺麗なスタイルをつくりあげる美容師さんは

たくさんいらっしゃると思います。

それこそハサミに限らず

レザーを用いてだって同じことが言えると思います。

 

大事なことは

何を使うか、よりも

理想とするスタイルを、どうやってつくるのか

お客様に最高のパフォーマンスを

提供するためにはどうしたらいいのか

であって

そのために、オーナーが選んだ方法が

はさみだけでカットするという方法であり

どうやったらもっと美しいスタイルが

つくれるのか追求していたら

はさみ1本で丁寧にカットしていく

ニューヨークドライカット

にたどり着いた、ということなんです。

 

すきばさみを使いこなすには

相当な経験と技術が必要であると感じます。

すきばさみそのものにもこだわり

カット技術も伴っている

そんな美容師さんでないと

綺麗なスタイルをつくるのは困難なのでは

ないでしょうか。

 

とくにくせ毛やダメージで

まとまらなくなっている髪質には

すきばさみは避けた方がいいよいうに感じます。

私は素人ですが、むやみやたらすいたスタイルというのは

単純に見た目が美しくない、と感じることが多かったです。

 

なにを隠そう

私自身がそうだったのですから。

お店をオープンしたころは

まだ美容に関する知識も興味もなく

くせでまとまらないから

とにかくすいてもらっていました。

もちろんオーナーのことなので

すきばさみは使わず

普通のはさみですいてもらっていました。

もちろんオーナーは嫌がりましたよ。

すくと毛先が目立って

パサパサに見えやすいし、綺麗じゃない・・・と。

でもそこは身内の強みです、強引に

『いいから、私がすいてほしいんだからとにかくすいて!』

と、有無を言わさずにすいてもらっていました。

今思えばなんて無知だったのでしょう。

プロであるオーナーの言うことも聞かず

とにかくすいてもらえば

髪の毛がまとまって、扱いやすくなる

思い込んでいました。

髪の毛の量は多いより少なくした方が

扱いやすいに決まってる・・・と。

 

 

 

本日ご紹介のお客様も、とにかくすきまくってありました。

カラーダメージも手伝って

『どうにもこうにもまとまらない。』と

お困りの様子でした。

ドライカットで丁寧にカットしていきます。

 

仕上がりがこちらです。

 

 

この1年半の間、オーナーが学んだニューヨークドライカット

の技法を取り入れてカットするお客様の

スタイルを目の前で見てきました。

すかなくても、削がなくても

髪の毛は落ち着きたいとこへ

おさまります。

1年半ずっと見てきたからこそ

そう言えます。

 

 

恥ずかしいですが

5年前の私のヘアスタイルです。

オーナーの言うことも聞かず

すきまくっていたころの

お恥ずかしいスタイルです。

お世辞にも美しいとは言い難いですね。

今見ると

なんでこんなにむきになって

すいてもらっていたのか自分でも不思議です。

確かに、今より髪の毛の量は少ないですが

あつかいやすさは

断然、今の一切すいてないスタイルです。

髪の毛のことは

素直にプロの意見を聞くべきだと

今なら、よくわかります。

 

すかなくても、削がなくても、髪の毛はまとまります。

ドライカットで仕上げると

ほんとうに扱いやすくなります。

 

まとまらなくて

扱いにくくて

困っているあなた

ぜひドライカットをお試しください。

 

 

〈関連記事〉