黒く染めるだけが黒髪にする方法ではないんです

こんにちは。

瑞江美容室サロンカドルです。

 

今年の冬は本当に寒いですね。

こんなに気温が低い状態が続くのは

1984年以来34年ぶりだということです。

34年前、私は何をしていただろう?

そんなに寒い冬ってあったっけ?

ふ、と記憶をたどってみたら

高校を卒業した年でした。

そして親元を離れて初めての都会暮らし。

上京して最初に住んだ学生寮が

飯田橋~神楽坂あたりにありました。

当時の私には、目に映るすべてのものが

キラキラと輝いていて見えました。

遠い昔の記憶ですね。

 

 

今日はその頃の私と同じくらいの

女の子のお客様のご紹介をさせていただきます。

 

美術系アートグラフィックのお勉強をされています。

昨年の夏ごろに

ハイトーンカラーをする時の注意点

でご紹介させていただいたことのある

可愛らしいお嬢様です。

その時はグラデーションカラーで

こんな感じに仕上がりました。

 

 

あの後、秋にも一度カラーでご来店いただいてます。

その時の仕上がりはこんな感じでした。

画像だと分かりづらいですが

秋なので、ほんのちょっとバイオレットを効かせて

ラベンダーアッシュに染めました。

 

 

あれからおよそ3カ月

ご来店時の状態がこちらです。

3カ月も経つとすっかり色抜けして

夏にグラデーションカラーのため

ブリーチした部分は金髪みたいに

なっていますが

お家でも丁寧にケアしていらっしゃるようで

髪の毛の状態はブリーチしてある割に

まぁまぁ良い状態です。

真ん中あたりに暗い部分が残っているのは

ホームカラーで染めていた時の

ムラが完全に修正しきれていないと思われます。

 

就活のためというわけではないけど

今回は黒髪にしたいとのご要望。

ただし真っ黒になるのは嫌だということ。

 

 

ここで大事なことを確認します。

今回黒く染めた後に

また明るくしたり

カラーチェンジする可能性はありますか?

1か月先2か月先ではなく

1年先、2年先までのことを考えた時

もうこの先ずっと明るくしない

と考える方はほとんどいないと思います。

※なぜこんな質問が大事なのか?
詳しくは
カラーする時の注意点の記事を読んでください。

 

ということで

黒く染めますが

黒(ダークブラウン)のカラー剤では染めません。

使ったのは

ブルーバイオレットとバイオレット

 

仕上がりはこちらになります。

乾かしただけです。

 

最後の仕上げは熱入れのためアイロンで巻きました。

パッと見た感じは

落ち着いたシックな黒髪です。

でも

屋外で太陽の光に当たると

透明感のある綺麗な発色をすると思います。

仕上がったのが、夜の遅い時間でしたので

外での撮影が出来なかったのが残念です。

ここから

1カ月、2ヶ月と色落ちしていきますが

濃いブラウンで黒く染めていないので

オレンジっぽくならずに

(いわゆる茶髪っぽくならずに)

色落ちしていく過程も綺麗に

色の変化を楽しんでいただけると思います。

 

せっかくカラーするなら

もっと色を楽しんでいただきたいな

と思います。

 

欲を言うなら

色が抜けていく過程も綺麗に

抜けた後も綺麗に

が理想ですね。

 

そして

それはホームカラーでは

絶対に無理な領域となります。

 

対価をいただいて

サロンカラーをさせていただくのですから

その時の綺麗だけでは価値は少ないと思います。

染めた後のダメージの軽減。

時間がたった時の退色の仕方。

 

あなたの髪の毛の未来を考えて

施術させていただきます。

 

カラーで色を楽しめるのは

白髪のないおしゃれ染め世代のことだと

思ってあきらめている

私と同じアラフィフ世代の方へ

せっかく白髪染めで

必ず何か月かに一度カラーをするのだから

あなたの髪の毛

もっと綺麗に発色させてみませんか?

サロンカラーでしかできない

カラーを提案させていただきます。

白髪を隠すためだけの

カラーは卒業しませんか?

どうぞお気軽にご相談ください。

 

 

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