ヘナからのカラーチェンジには時間を要します

こんにちは。

瑞江美容室サロンカドルです。

 

とうとうジメジメが始まりましたね。

お店のタオルが乾きにくくなると

梅雨が近いのを感じます。

 

ヘナ

天然の草です。

そして

髪の毛の明るさや色にこだわらなければ

とても優秀なトリートメントです。

ヘナに含まれるローソニアという成分が

白髪をオレンジ色に染色し

髪の毛にしっかりと定着することで

髪の毛のコンディショニング効果が得られます。

しっかりと定着するというとは

逆に言えば

とれにくいということです。

とれにくいからこそ

ヘナをすると髪の毛の状態が

良くなり

その状態が長く続くのです。

 

ただ

ちょっと気分を変えて

明るくしたい

カラーの色も楽しみたい

となった場合は

厄介なんです。

 

髪の毛にしっかりと定着している

ヘナの成分を取り除くには

手間と時間がかかります。

髪の毛に負担もかかります。

さらに

計算しにくいんです。

美容師さんは

一般的に使われている

カラー剤

アルカリカラー

酸性カラー

HC塩基カラー、、、etc

においては

どのように反応して

その結果どうなるか

大体の予想がつけられます。

しかし

ヘナの場合

非常に予想しにくいとうか

やってみないと分からない

というのがホントのところです。

ヘナの成分がどのくらい蓄積しているかを

判断するには

まずはやってみないと

判断のしようもないんです。

 

 

本日のお客様は

ストパン縮毛矯正とカラーを

ご希望でご来店下さいました。

カラーの色はマット系

いわゆる寒色系をご希望です。

3Dカラーにも興味をお持ちでした。

縮毛矯正歴が長く

この半年くらい自宅でホームヘナを

していらっしゃる方です。

しかもよく伺ってみると

ジアミン色素入りのヘナということです。

ジアミン色素もまた

しっかりと染まる色素なので

しっかり染まる色素のダブル攻撃ですね。

明るくするのは苦労しそうです。

さらにヘナのオレンジ色

ジアミン色素のブラウン色

この2色が蓄積されている髪の毛を

寒色系に仕上げるには

何段階かに分けて

順を追って施術するのが好ましいです。

 

縮毛矯正歴の長い髪の毛に

ストパン縮毛矯正して

さらに明るめにカラーの色を入れる

・・・・・

髪の毛への負担を考えると

あまり無茶なことは出来ませんから。

無駄に髪の毛の体力を落とさないように

慎重に施術する必要があります。

 

 

以上のようなことを

カウンセリングでお伝えして

いよいよ施術スタートです。

 

まずはドライカット。

してからのストパン縮毛矯正。

最後にカラーです。

カラーは最終的に

髪の毛の状態を考えて

ベースを8レベル位のマット系で染めて

ハイライトを入れる

という方法で施術することに決定しました。

 

 

ご来店時

 

くせの状態

 

仕上がり

洗い流さないトリートメントつけて

ドライヤーで乾かしただけの状態です。

乾かしただけでも

全体のフォルムはふんわりと丸くなるし

サイドは綺麗に髪の毛が流れてます。

スタイリング剤は付けてないですからね。

 

最終仕上げ後の状態

ACCトリートメントお約束熱入れブロー後です

 

結果

ヘナのオレンジ色素

ジアミン色素のブラウンの影響が

強く

ベースはトーンアップが足りず

ハイライト部分は色素が残り

全体的に

想定していたより赤っぽく

仕上がりました。

やはり蓄積された

ジアミン入りヘナの影響は

1回では修正が難しいです。

縮毛矯正毛なので

あまり強引には攻めれないので

とりあえず今回はここまでということにして

色の修正は次回に続きます。

とりあえずの赤味消し対策として

アッシュカラーシャンプーを

お持ち帰りいただきました。

カラーシャンプーなら

髪の毛への負担ゼロで修正できます。

最近のカラーシャンプーは優秀なんです。

 

今後も

あせらずに

髪の毛の状態と相談しながら

お気に入りのカラーにしていきしょうね。

 

 

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